ずっと気になっていた「その一歩」
NISAで投資信託を積み立て始めてしばらく。
毎月、決まった金額が自動で引き落とされて、気づけば資産が少しずつ育ってます。
それだけでも十分満足していたはずの、もものすけ。
…だけど、なんだろう。
心のどこかでずっと気になっていた「個別株」という存在。
「いつかはやってみたい」「自分で銘柄を選んでみたい」
そんなふうに思っていたのに、ずっと踏み出せなかった。
だって、損したらどうしようって思うし、自分にそんな目利き力ないし…って、言い訳ばかり。
でも、ある日ふと、思ったんです。
「とにかく、一回やってみたい!」って。
そして、ついに。
もものすけは人生初の個別株購入へと、小さな一歩を踏み出しました。
購入前:わからないことだらけで、足踏みの日々
正直に言うと、どの銘柄を買えばいいかなんて全然わからなかったです。
「初心者におすすめの銘柄」とか、「高配当ランキング」なんて言葉に踊らされて、検索ばかり。
見れば見るほど、わからなくなるやつ。
あれです。
夫婦でNISAをやってるし、将来のことを考えて「手堅くいきたい」とは思ってました。
だから、夢のある成長株よりも、知ってる企業とか安定してそうなところがいいのかな…
でも、今買うべきなのか、タイミングが悪いのか、その判断もつかない。
だけど、そんな風にウダウダ悩んでるうちに、何ヶ月も経ってしまった。。。
ある意味、ずっと「買わない理由」を探してたのかもしれない。
でも、心の中ではずっと、「とりあえず一度やってみたい」が消えなかったんです。
決意の瞬間:喫茶店で、そっと押したボタン
ある日の昼休み。
会社近くのドトールでランチを終えたもものすけは、スマホ片手に、証券口座の画面を開いていました。
購入予定の株は、超大手企業のもので、値段は2万円もしないくらい。
「もしダメでも、勉強代と思える範囲」と、自分に言い聞かせながら。
…なのに、指が動かない。
「ほんとにこれでいいの?」
「もっと下がってからの方が良くない?」
「この株って、将来性あるのかな?」
そんな声が、もものすけの頭の中でぐるぐるぐるぐる回る。
買おうと決めたはずなのに、心臓がドキドキして、緊張で手が汗ばんでくる。
注文ボタンの前で、3回は指を止めたと思う!
でも、ふっと思ったんです。
「このままずっと迷ってても、何も変わらないんじゃないかな」って。
そっと、息を吐いて。
そして、ポチッと購入ボタンをタップ。
画面に「注文完了」の文字が表示された瞬間、
心の中にふわっと温かい風が吹いたような感覚がありました。
買ってみて:あれ、思ってたより大丈夫?
意外にも、「買ってしまった!」っていう大きな焦りや後悔はありませんでした。
むしろ、「あれ、意外とこんなもん?」という、拍子抜けに近い感覚。
でもそれって、多分NISAで投資信託に慣れていたからかもしれない。
「資産は日々動くもの」「長い目で見ることが大事」って、なんとなく身体に染みついてたみたい。
もちろん、最初の数日は何度も株価をチェックしたし、
「ちょっと下がってるかも…」なんて思ってはドキドキもした。
けれど、それも1週間も経たないうちに落ち着いてきた。
「短期で上がった下がったに一喜一憂しても仕方ない」
「この株とは、これからしばらく付き合っていくんだし」って、自然とそう思えてきたんです。
これからのこと:小さな一歩が、次の一歩を連れてくる
今回の個別株購入は、もものすけにとって本当に大きな一歩でした。
それは金額の話じゃなくて、「やってみる」という行動のこと。
正直、買った株がどうなるかなんて、今の時点ではわかりません。
でも、やってみたからこそ感じられたこと、気づけたことがたくさんありました。
「これから、他の銘柄にも挑戦してみたい」
「配当や株主優待も気になってきた」
そんな風に、少しずつ視野が広がっていくのを感じています。
でも、焦らず、急がず。
もものすけらしく、ゆるやかに、穏やかに、資産形成を楽しんでいけたらいいなと思っています。
読んでくれたあなたへ
もしかしたら、この記事を読んでくれているあなたも、「個別株には興味はあるけど、まだ怖いな」って思っているかもしれません。
そんなあなたに伝えたいのは、
「怖くても、一歩踏み出すと世界がちょっと変わるよ」
ということ。
完璧じゃなくてもいい。
失敗してもいい。
やってみること自体が、なによりも大切な経験になる!
もものすけは、そう思えました。
この記事が、ほんの少しでも誰かの背中を押せたら嬉しいです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!